ワゴンR(MH22S)の故障したエンジン内

エンジンが故障したスズキワゴンR(MH22S)のおまけ記事です。

ワゴンrmh22sのエンジン載せ替え<元記事はこちら。

エンジンオイルをあまり交換していなかった事と、エンジンオイルが無くなった状態(オイルチェックランプ点灯)で走行してしまった事が、エンジンの故障につながったと思われます。

ワゴンR 故障したエンジン

こちらが故障したエンジンです。「カンカンカン」とものすごい音を発しながらも動いていました。

ワゴンR 故障したエンジン

ヘッドカバーを開けたところです。オイル管理が悪いとエンジン内部が茶色くなってきます。

ワゴンR 故障したエンジン

参考までに、5000キロ~7000キロごとにオイル交換を行っているエンジン内はこんな感じです。うっすら茶色くなるくらいです。

ワゴンR 故障したエンジン

3500キロ~5000キロごとにオイル交換を行っているエンジンです。きれいな状態が保たれています。

ワゴンR 故障したエンジン

ちょっと脱線してしまいました。話を戻します。
これは外したオイルパンです。エンジンの底の部分ですね。
見事に真っ黒です。

ワゴンR 故障したエンジン

オイルパンの底には、ドロッとしたヘドロのようなものと大きめの鉄粉がたまっていました。

ワゴンR 故障したエンジン

エンジンの側面についているタイミングチェーンカバーを外しました。
ここでひとつ異常が見つかりました。(赤丸の部分)

ワゴンR 故障したエンジン

タイミングチェーンがオイルコントロールバルブへのオイル通路に食い込んでいます。

ワゴンR 故障したエンジン

カバー側のオイル通路も削れていました。

タイミングチェーンの伸び・摩耗、スプロケットの摩耗が許容範囲を大きく超えたことでこうなったと思われます。

ワゴンR 故障したエンジン

エンジンを上下ふたつに分解しました。
右がシリンダーブロック、左がエンジンヘッドです。

ワゴンR 故障したエンジン
ワゴンR 故障したエンジン

1番気筒に異常がありました。ヘッド部とピストンが当たったあとがあります。「カンカンカン」という異音はこれが原因でしょう。

ワゴンR 故障したエンジン
ワゴンR 故障したエンジン

ヘッド部とピストンが当たった原因がこちらです。コンロッドのメタルベアリングが重なった状態になっていました。摩耗して薄くなったために滑り込んだのでしょう。

エンジンが故障した大きな原因は、コンロッドメタルベアリングが摩耗したことですが、オイル管理が悪かったことによる悪影響は他にもあると思います。

おまけは以上です。

閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。

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